子供が将来、英語で困らないように、幼い頃から英語に触れさせたいお母さんにおすすめしたい絵本がイギリスの絵本作家ルーシー・カズンズのメイシーちゃんシリーズです。実際に娘に読み聞かせする中で感じた、「メイシーちゃんが英語絵本の読み聞かせに最適な理由」についてまとめました!

識別しやすい絵柄・色彩

私は娘に生後0ヶ月の時から日本語と英語の絵本を読み聞かせていましたが、その中で特に食いつきがよかったのがメイシーちゃんシリーズでした。

新生児の目は色の認識すらままならず、初期は白・黒・グレーしか知覚できません。その後生後3ヶ月までにかけて、赤ちゃんの目は色彩を認知し始めますが、その際もはっきりとした色でなければ認識が難しく、輪郭線が細い淡い色の絵柄の絵本を見せても、赤ちゃんの反応は鈍くなってしまいます。

その点、輪郭線が太く、背景色が原色で白いネズミが主人公のメイシーちゃんは、生まれたばかりの赤ちゃんが知覚しやすい絵柄の条件をクリアしています。

実際、生まれたばかりの娘にメイシーちゃんを読むと、泣くのを忘れるほど釘付けになり大人たちを驚かせていました。

日本語と英語が併記されている

英語絵本で早くから英語に触れさせたいと思う一方で、日本人である以上は日本語を軽視するわけには行きません。日本語絵本の読み聞かせも、英語絵本と同様またそれ以上にやってあげたいと考えるお母さんも多いのではないでしょうか。

しかし、絵本は場所をとるしお値段も高い…。その点、メイシーちゃんは日本語と英語が併記されているので、1冊で2役をこなせます。

また、日本語の理解ができるようになった年齢の子供の英語読み聞かせでは、全く知らないお話よりも日本語でストーリーを知っているお話の方が負担が少ないので、その点でも日本語と英語が併記された絵本はおすすめです。(英語と日本語を混ぜて読むと混乱を招く可能性があるので、1回の読み聞かせでは英語のみまたは日本語のみを通しで読むことをおすすめします)

子供向け絵本は案外馴染みのない単語が紛れていたりするので、「どういう意味だっけ…」と思ったら日本語訳が見れるメイシーちゃんは親にとっても強い味方ですよ。

生活を学ぶことができる

メイシーちゃんシリーズは「おはようメイシーちゃん」「メイシーちゃんのおふろ」「おやすみなさいメイシーちゃん」など日常生活を描いたストーリーが多く、絵本を通して基本的な生活習慣を学ぶことができます。

他にも保育園、博物館、飛行機での移動などのイベントごとを描いたストーリーもあり、これから予定しているライフイベントの楽しいイメージをメイシーちゃんを通して伝えることができますよ。

例えば保育園入園間近のお子さんに、メイシーちゃんを読みながら「ほら、メイシーちゃんも保育園にいくんだね。絵を書いたり、お歌を歌ったり、保育園って楽しい場所なんだね」と声がけをすると、ポジティブなイメージを持って登園を楽しみにしてくれるかもしれません。我が家では、旅行にいく前には「Maisy Goes on a Plane」を読んで、飛行機に乗る楽しいイメージを伝えていました。

シール絵本・仕掛け絵本など種類が豊富

メイシーちゃんにはシール絵本や仕掛け絵本など、指先を使う絵本も多く発売されています。

娘は生後4ヶ月ごろから、読むだけの絵本よりも仕掛け絵本を好むようになり、メイシーちゃんの絵本を通して指先の訓練をしていました。幼児教育では、赤ちゃんの時から指先を使う遊びが推奨されています。指を使うことは脳を育てることとされているためです。

赤ちゃんは発達に従って、その時のマイブームが変わります。時期によっては「絵本よりも他のことがやりたい!」と絵本に興味を向けてくれなくなってしまう事も…。しかし、絵本の楽しみ方のバリエーションがある事で、読むことに興味を向けてくれなくても、仕掛けを動かすことには興味を向けてくれるなど発達中の多くの時期で絵本に触れる時間を持つことができます。マイブームがひと段落して、再び絵本を読むことに興味を持ってくれる時期を逃さないという意味でも、絵本に触る習慣を崩さないことが大切です。多様な楽しみ方ができるメイシーちゃんシリーズを「お気に入り」にした事で、その手助けになったなと思いました。

アニメDVDが販売されている

メイシーちゃんシリーズは、絵本だけでなくアニメでも放映されています。キャラクターに愛着を持ち、大きくなったらアニメ映像から学ぶこともできる点でも、メイシーちゃんはおすすめの絵本です。

2歳までは、赤ちゃんはメディアから学ぶよりも人から学ぶ方が学習効率が圧倒的に良いとされていますので、DVDよりも親が絵本を読み聞かせる方が適切です。2歳以降、様々なメディアを取り入れて英語学習を進めることができるようになるのですが、その導入時期に、絵本で馴染んだキャラクターをアニメで見ることができると、アニメでの英語学習がスムーズに進められるのではないでしょうか。

アニメからの学習は、絵本のように読むスピードを調整したり、同じページをじっくり眺めることができません。大好きなお母さんの声とも違います。そのため、英語がわからないと感じたり、聞いていても馴染みがない、落ち着かないと感じてしまうかもしれません。その点、「大好きなメイシーちゃんだよ」と声かけできるキャラクターの力を借りた方が、「いつものだ」「これは知ってる」と抵抗なくアニメからの学習に繋げられると考えます。

まとめ

赤ちゃんが絵柄を認識しやすく、日本語・英語両方の読み聞かせに活用できるメイシーちゃんシリーズ。生活習慣やライフイベントのイメージづくりをしたり、絵本に興味のない時期を乗り切ったり、アニメの英語学習の導入に使ったりと活躍の幅が広い絵本シリーズなので、お子さんの興味に合うようでしたらぜひ活用してみてくださいね。

 

おすすめの記事