「こんな子に育てたい」という親の願いは様々ですが、社会で活躍する天才・秀才に育ってほしいと願う親は多いのではないでしょうか。そこで、お子さんを優秀に育てることに成功したお母さんの子育て体験談を集めました。
「個性に合った子供の伸ばし方」や「優秀に育てるための共通項」を、我が子に合わせて見つける材料になれば幸いです。

 

第4回のお母さんはK.Mさんです。息子さんのAくんは5年生の時には大手塾の模試でトップをとり、御三家に合格しました。

 

基本情報

【Aくんのプロフィール】
  • 御三家※を受験し合格。
    ※2018年度の偏差値67〜75(シリタス基準)
  • 小学5年生時に大手塾の模試で首位をとる
【未就学当時の家庭環境など】
  • 母親の勤務状況:フルタイム
  • 世帯年収:1000万以上
  • 母親の最終学歴:偏差値65以上の大学/大学院
  • 父親の最終学歴:偏差値65以上の大学/大学院

幼少期の特徴

 

天才・秀才に育つ子供は、赤ちゃん時代に特徴・兆候があるのか気になります。お子さんはどんな赤ちゃんでしたか?発達の状況や他の子と違う個性について教えてください。

比較的まとまった時間良く眠り、ミルク母乳の混合でしたがよく飲み、1人目だったのでおむつも汚れたらすぐ交換してあげられたせいか、無駄泣きすることもなくご機嫌なことが多かったです。発語や行動などは標準的でした。

 

小学生時代はどうですか?

小さいのにじっとお話をよく聞ける、それも楽しそうに聞いていられると保母さんたちからお褒めいただくことが多かったです。男の子らしい遊びも問題行動な く普通に遊んでいました。小学生になってからは3年間の学童保育に毎日通っていました。学童での行動パターンはほぼ固定化されているので、毎日コンスタントに通う子は珍しく、ママ友からも驚かれたり羨ましがられたりしましたが、学童卒室後に「あれは実はすごく嫌だった」と聞かされ驚きました。本人なりにその日その日に1つずつ楽しいことを見つけて工夫していたそうです。

お母さんの接し方

 

お子さんから見てどんなお母さんだったんですか?

ペースメーカーになっていたと思います。フルタイム勤務のワーキングマザーなので、毎朝毎晩決められた時間に保育園に行き、帰ってきてからの生活の順序(ごはん、小休憩、お風呂、 着替え等は決まった場所にセットしてあり、布団に入る時間は決まっていて、読み聞かせをして、小さいスタンドを付けて腹巻をして寝る)も平日は変わりなく淡々と行う。一人目なのでいつも一緒、いつも隣にいていつも手を繋いだり触れていて、いつでも話せるけど親から積極的には話さず、息子が話してくれるのを 待つようにしていました。

幼児期の知育・遊び

 

母乳育児でしたか?卒乳、断乳についても教えてください。(母乳で知能が高まるという学説があるので参考に)

母乳とミルク混合、1歳で断乳しました。

 

絵本の読み聞かせはしましたか?特になければ読書習慣やよく接していた媒体について教えてください。

読み聞かせは生まれる前から、毎日「年齢プラス1冊」を寝る前に必ず行っていました。
好きだったのは、

  • はらぺこあおむし などエリックカール作品
  • しろくまちゃんのホットケーキ などしろくまちゃんシリーズ
  • ふしぎなナイフ
  • しょうぼうじどうしゃじぷた
  • ばむけろシリーズ

などです。男女に好かれる本のジャンル問わずどんな絵本でもじっと見つめるように聞き入るタイプでした。家に多くの本を置くことを意識していますが、好きな本を繰り返し読むタイプで、学習漫画から図鑑、コラム等いまでもよく読みます。ただし小説は少なめです

 

よく遊んだおもちゃや、よくしていた遊びについて教えてください。知育を狙って与えたものがあればそのおもちゃと子供の反応を教えてください。

くるくるメリーの四つのぬいぐるみをキャッチすることが1歳までの流行りでした。そのほかレゴ、仮面ライダーのベルトコレクション、ポケモンカードバトル、神経衰弱をはじめとするトランプゲーム、立体積木の教育玩具はゲーム感覚でスピードを競うように遊んでいました。何事も全力投球でした

習い事

習い事は何を何歳から始めましたか?家庭で練習するよう親が関与しましたか?

水泳を3歳から週1回、健康維持のために通っていました。楽しいと思いはじめさせたフットサルは周りに圧倒されてすぐ辞めました。

学習習慣・学習法

 

公文式や学習塾、通信教育やドリルは何歳から何をやりましたか?サポート方法、勉強の促し方などの工夫について教えてください。

通信教育を5歳から、小学受験はしないと決めていましたが訓練の為にこぐま会の市販テキストはやらせていました。塾などは通わず、親子のコミュニケーションを兼ねて親が解答をみながらサポートしていました。学習は多くて1日おき、たいていは週末土日に40分程度ずつでした。

小学校に入ってからは通信教育を続けていたので、1日2ページずつ満点にしていく方法で、毎日夕食後に宿題とともに進めていました。時間は10分間しか机に向かわなくても、しっかり理解して満点が取れていればその日はそれで終わりにしていました。

 

お子さんが勉強熱心になっていったきっかけや過程を教えてください。

5年生の算数少人数クラスで東大入試の数学問題の1問を5分で解いたことをきっかけに、進学塾へ入り、それまでの学習習慣と同様に、所要時間によらず理解度でどんどん進める楽しさに気づいたようです。

その他の工夫や反省点

 

その他、幼児期〜小学生時代の育児上の工夫があれば教えてください。

何が得意か何にはまるかはその子次第なので、いくつかきっかけを与えてやらせてみるようにしていました。お話がじっくり聞ける、それも理解しているとわかった時点でもしかしたらお勉強が得意かな、読書が進むかなと機会とステージを増やすようにしていました。水泳も早くはないものの8年間続きましたが、フットサルは本人希望で3か月でやめています。得意を伸ばすためには引き際も大切と思っています。

 

今振り返ると、もっとこうしておけばよかったと思うことはありますか?

スポーツをテニス、野球など球技や走るタイプのものもさせておけば良かったです。公文の算数と英語をやらせてみても良かった、とくに英語はより進めて英検をとらせておけば良かったと、中学に入ってから痛感しました。

幼児期の育児で大切なこと(まとめ)

 

幼児期の育児で一番大切なことはなんだと思いますか?

幼児期には以下のことが特に大切だと思います。

  • 生活習慣をしっかり保つこと。
    睡眠をしっかりとり、3食好き嫌いなく楽しく食事をとれるようにする。
  • いろいろな機会を作って体験させること。
    苦手を作らないために、好きでないものの中でも1つ「これならまあいいか」と思えるものを見つけられるようにアプローチさせること。
  • いろいろな人がいることを体感できるコミュニティに親子で参加してみること。
    友達や周りの人に好かれる必要はないけれども、お互いが不愉快にならないコミュニケーションを身に付けさせる。
  • その子の個性を見つめること。
    広い目線と心で子がいまそのとき何を感じ考えているかを汲み取ること。
  •  

    ありがとうございました!

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