2018年の人気の習い事ランキングを踏まえ、習い事を選ぶ理由、習い事を始める年齢、習い事の継続期間について傾向をまとめてみました!

2018年 習い事ランキング

PAPAMOが実施した習い事に関する調査によると、2018年人気の習い事1位は水泳、2位英語、3位体操となっています。
出典:GOB Incubation Partners株式会社 『PAPAMO』調べ

年齢帯別では、全年齢帯で人気な水泳・英語に対し、体操は未就学児に人気ですが年齢が上がるにつれて習う子供が減るようです。小学生以降になると体操は順位を落とし、ピアノがベスト3にランクインしています。(株式会社リクルートマーケティングパートナーズの2017年の調査より)

出典:『ケイコとマナブ』2017年 子どもの習い事ランキング

習い事を始める理由、開始年齢、継続期間

人気の習い事はいつから、どんな理由で始める人が多いのでしょうか。ランキング上位の習い事(水泳、英語、ピアノ、体操)についてアンケートを実施し、習い事を選んだ理由(最も主要な理由)、開始年齢、継続年齢について集計してみました。

N=水泳、英語、ピアノ、体操それぞれ30名

水泳

5歳から(3〜5年)
うちの子供は水に顔を付けられずにいたので小学校に入学したら困ると思い水泳を習いに行くことにしました。その甲斐あって小学生の時はあんまり困らず授業を受けられました。

3歳から(3〜5年)
小児喘息の為水泳教室は産まれた時から考えてました、教室前は毎週プール遊びしていました。 喘息も年々良くなって今はほぼ発作も少なくなりました。

9歳から(半年未満)
学校での水泳授業の時間が少ないと感じ、ちゃんとした泳法を学ぶ時間が足りないのと、先生ひとりに対して生徒が多いので指導も無理だと思い、スイミングスクールへ通わせることにしました。

 

英語

6歳から(3〜5年)

今後は英語が話せてたり前の時代がると思うので本人の希望も確認して習わせました。また、海外でも通じる人間になってほしいと思ったためです。

3歳から(1〜3年)

子供がテレビの幼向け英語番組に興味を持った事がきっかけです。意外に語の吸もよく、発音も素直だったので伸ばしてあげたいと思いました。

7歳から(3〜5年)

早く始めれば早いほど、英語を身近に感じることができるかなと思い習い始めました。また、色々な国の人と関わることで、視野が広がるのではとも思いました。

 

体操


5歳から(3〜5年)

総合的な運動能力の向上が期待できることと今後それが他のスポーツ等にも役立つと思ったのがきっかけです

4歳から(1〜3年)

普通にいているだけでも、段差でつまずく、前をよく見ずぶつかる、などの行動が見られ、基本的な動きが習得できていないのかと心配になり通わせました。難しい技術の習得ではなく、あくまでも最低限の動きの習得のためです

5歳から(半年)

我が子は運動が元々苦手な子で、少しでも苦手意識を無くしてあげたくて、短期教室に通いました

 

ピアノ

3歳から(10年以上)
親であるわたしがピアノが好きだったことが一番大きく、子供達にも音楽の楽しさを知って欲しかったからです。
また、学力の高い友達にピアノが上手な人が多かったためです

5歳から(1〜3年)

ピアノをやると、指先を使うので、頭の回転が速くなったり、メリットがあるからです。また、芸術に触れるのも良いことだからです

4歳から(3〜5年)

大人になった時に趣味と言えるものを持っていてほしかったのが一番の理由です。私自身が子供のころに習っており、今でも分転換などにくことでリフレッシュしており、仕事一辺倒ではなく彩り豊かな生活になって欲しいと願ってピアノを選びました。ピアノだけにとどまらず、ほかの器やクラシック、ポップなど々な音に興味をもってほしいという願いもあります

習い事を選ぶのは親か子か

習い事は親が選ぶより子供が選んだ方が良いのかという悩みを時折耳にします。

子供が選んだものをさせた方が、「履行意識が高まり、子供の興味・適正に一致するため長続きする」などの意見を聞くと、親が習い事を決めてしまって良いのか悩みますよね

そこで、上記アンケート中、習い始めた理由(主要理由+2つまで選択)に「子供の希望」が含まれるものを抽出し、その継続年数を集計してみました。

当アンケートでは、120人中33人(28%)が子供の希望により習い事を始めています。子供の希望の比率が最も高いのがピアノで47%、他は概ね20%程度が子供の希望と回答されています。

そして、継続年数は「1年以上3年未満」と「3年以上5年未満」の割合に大きな差が見られました。子供の希望による習い事は「1年以上3年未満」の割合が高くなっています。面白いことに、最も主要な理由が「子供の希望」だった回答(12名)の継続年数は全て「1年以上3年未満」でした。(サンプル数が少ないが故の偶然かもしれませんが、ちょっと興味深いですね)

今回のアンケートでは、子供が習いたいと言い出したからといって継続期間が長くなるという傾向は特に見られませんでした。むしろ、子供の興味は移ろいやすく、「習得すること」を期待する場合は必要な期間より早く興味が尽きてしまうことを念頭においたほうが良いのかもしれないなという感想を持ちました。もちろん、旬を逃さずに活動させてあげることはとても尊いことで、習得に繋がらなくても視野を広げたり、自分の向き不向きを把握する上で貴重な経験になっていると思います。

というわけで、このアンケート上では以下の結果になりました。

  • 親が選ぶ家庭が多い
  • 子が選んだからといって継続期間が長いわけではなさそうだ

サンプル数の少ない簡易なアンケートではありますが、参考になれば幸いです。

 

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