これから中学受験に挑む・または挑もうか迷っているお母さんの不安や疑問を解消できる情報提供を目的とし、中学受験をサポート(かつ志望校合格)した経験のあるお母さんの体験談を集めました。

 

第2回のお母さんはK.Tさんです。息子のHくんは3歳からドラゼミで学習習慣を身につけ、親友に刺激を受けて中学受験にチャレンジしました。ドラゼミのポイントプレゼントや目標達成時のご褒美、通学後のイメージづくりなど、モチベーションを大切にした受験支援をされています。

 

基本情報

【Hくんのプロフィール】
  • 一人っ子長男
  • 立命館中学※を受験し合格。現在在学中。
    ※2018年度の偏差値63(シリタス基準)

【中学受験当時の家庭環境など】
  • 母親の勤務状況:自営業・フリーランス等
  • 世帯年収:400万未満
  • 母親の最終学歴:偏差値60以上65未満の大学/大学院
  • 父親の最終学歴:偏差値50以上60未満の大学/大学院

子供の性格

受験の向き不向きや、お母さんのフォロー方法に影響したお子さんの個性・性格について教えてください。

何事も最後までやり抜くタイプです。一度始めたことは自分からやめようとはしない性格です。集中力は普通よりある方です。友達には優しくできる性格で、困っている友達には親切にできます。また負けず嫌いでもあるので、塾通いを始めた友達に刺激されて、自分も塾に通いたいと、自分から言いだしたくらいです。難しいことにも挑戦しようとする前向きなタイプです

もしも子供がこんなタイプだったら中学受験はさせなかったと思う性格や個性について教えてください。

もしももっと体が弱かったり、気も弱かったりしていたら、受験はさせなかったと思います。体力気力がないととても厳しい受験には勝てなかったと思います。

中学受験をした理由

 

中学受験は親の意向ですか、お子さんの希望ですか?中学受験をした理由を教えてください。

もともとは親の私のほうが先にお受験を考えていました。でも、資金面や難易度を考えて、二の足を踏んでいました。それでも、6年生になって、子供の親友が塾通いを始め、子も刺激されたようです。親友がお受験のために塾通いを一緒に誘ってきたので、自分も行きたいと言うようになりました。私もせっかく子供がやる気になっているのだから、親としては応援してやるしかないだろうと思い、お受験のための塾通いを決めました

志望校はどのように決めましたか?途中で変更しましたか?した場合はその理由も教えてください。

塾の模擬テストの結果と偏差値で、塾の先生と相談して決めました。志望校は第一志望校を受験し合格しました。

学習方法

 

公文や通信教育、ドリルなどは何歳から何をやりましたか?幼少期からの学習習慣について教えてください。

通信教育はドラゼミを幼稚園に入る頃からはじめました。3才頃だったと思います。3才からドラゼミを6年生まで続けました。ポイントがたまるとプレゼントがもらえたので、それを楽しみにして、小学校卒業まで続けました。おかげで学習を継続する習慣がついたと思います。

 

塾に通わせましたか?塾名、通い始めた時期を教えてください

小学6年生から馬渕教室※に通わせました。 ※大阪府全域、奈良県の学習塾

 

最近はリビング学習を推奨する意見をよく聞きますが、お子さんはどこで勉強していましたか?

リビングに学習机を置いているので、主にその学習机です。

 

受験勉強を始めてから学力はどの程度上がりましたか?偏差値の変化を教えてください。

偏差値51から65まで上がりました。

お母さんのサポート方法

 

お母さんはどのように中学受験をサポートしましたか?

  • 塾の先生への相談
  • 子供の精神面のフォロー
  • 学習計画・進捗管理

塾の送り迎えは、それほど遠くないので自転車で友達と通っていました。学校の中間、期末テストの結果を毎回、塾の担任の先生に報告していました。模試もできるだけ毎回受け、結果を塾の先生から直接、懇談で説明を受けました。志望校合格に偏差値がどれくらいあるか、合格の可能性を聞きました。同じ塾に通っている友達と競争するような形でしたが、できるだけ人は人、自分は自分で、あまり友達と比べないようマイペースでいきなさいと、常に言い聞かせてきました

 

お母さんが行ったサポートの工夫で効果的だったと思うものを教えてください。

漢字を覚えるのに、リビングで食事を作りながら、問題を出したりして勉強の相手をしました。また国語の教科書の音読を毎日、リビングで聞くことを日課にしました。小さいときから読み聞かせをしていたのですが、音読の習慣づけで、さらに本が好きになってくれたと思います。それで国語力アップにつながったと思います。 

 

受験時のお子さんへの接し方を教えてください。基本のスタンス、優しさと厳しさの使い分けなど。

親としては、基本的には自主的な受験を影から応援するスタンスです。あくまで本人のやる気をバックアップする形で、無理に勉強させようとはせず、自ら進んで勉強するように仕向けるよう心がけました。ただ、時間を守らなかったりしたときは、厳しく叱りました。

もっとこうすれば良かったと思う反省点やもう一度受験するなら試してみたい事を教えてください

成長期なので、晩ごはんをもっと早く作って、塾のお弁当の具材をもっと充実させてあげたかったです。食事が偏りがちで不規則になりがちだったので、無理させたと反省しています。

中学受験のメリット・デメリット

実際に中学に通ってみて、中学受験をして良かったと思うポイントを教えてください。また、かける労力・時間・お金に対し、得られた経験は見合うものと感じているか率直な意見を聞かせてください。

地元の公立中学では絶対に受けれない授業内容とカリキュラムです。最先端のグローバルな教育が施され、子供の成長にたいへんプラスになっていると思います。教育費としては高いですが、高価な授業料を払っても十分な価値があると思っています。レベルの高い向上心の高い同級生、友達に影響されて、日々努力する子に育っていると思います。公立中学ではとてもできない経験をさせてもらっていると思います

中学受験のデメリットを教えてください。

睡眠不足になりますし、栄養も偏ります。12歳の頃の成長期に十分な食事が摂れたとは思えません。どうしても夜は遅く、朝は寝不足になりがちでした。

中学受験を成功させる上で大切なこと(まとめ)

 

中学受験を成功させる上で大切なことは何ですか?これから中学受験に挑むお母さんにアドバイスをお願いします。

中学受験は、あくまで本人のやる気を引き出して自主的に受験に挑むようにサポートしてあげることが大切です。親が前にでるのではなく、あくまで子供の背中を押してあげることです。親が勉強しろとうるさく言うのではなく、子供が自分から勉強したくなるよう仕向けるのです。それには、ある程度、時間を区切って、目標どおり出来ていたら、ご褒美に何かプレゼントを約束するとかイベントを設定するのも効果的です。また合格したときのイメージを膨らませてあげると、子供がその中学に通いたいという思いが膨らみ、自ら進んで勉強するようになるものです

 

ありがとうございました!

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